とっぷ 上 杉 落無話 教 室 操 料




足の体操


足の体操、第一弾です

体操というか、運動というか、とにかく、足を動かすということですので、深く考えずに、気楽に行いましょう。

お客様の施術の際、足を診せて頂くことは多いのですが、足にトラブルを抱えていらっしゃる方が非常に多いと常々思っております。外反母趾に限らず、内反小趾、いぼ、タコ、ハンマー・トゥ、反り指といった状態なのですが、それらは、足の使い方の問題が原因で起きている場合がほとんどです。
足首関節をの調整すると、足首の稼働域が広が留だけではなく、痛みや不具合が改善されますし、足の骨の変異を調整すると、血流が促されたり、違和感が軽減します。さらには、立った時の感じや、歩きやすさや走りやすさといった運動機能の改善にもつながります。

操法によるアプローチと同時に、足の体操を行うことによって、予防や改善に大きく役立ちますので、今、足に違和感を抱えている人も、いない人も、一度試してみてください。気に入って頂けたら、続けて頂きたいものです。

では、はじめましょう。


まずは、現在の状態を知ることが重要です。

簡単に、足首を回してみてください。

次に、足の指を開いたり、握ったりしてみてください。そうです、子供の頃にやった方もおられるでしょう。足指じゃんけんをしてみましょう。


いかがですか? 思ったようにできましたか?

簡単にできた人もいれば、思った以上にできなかった方もおられたことでしょう。

できなかった方は、普段、歩くときしっかりと指や足首を使っていないのいかもしれません。歩幅が狭くなっていたり、擦るように歩いてはいませんか? 
履き物に問題があるのかもしれません。サイズが合っていなかったり、足の形に靴がマッチしていますか? 
一度、靴のことを考えてみたり、自分の歩き方を客観的に観てみるのも良いかもしれません。



「足は口ほどにものを言う」という諺はありませんが、時に、足は口以上にものを語ってくれます。

体の不具合が、足にも原因があるとすれば、どう思いますか?

足をしっかりと使えるようになれば、体の不調のいくつかが改善されるとすれば、どうしますか?

誰でも、いつでも、どこでもできるのが、足の体操です。難しいことはありません。誰でも簡単にできますから、今から、やってみてください。

続ければ、きっと良い結果が得られます。



まずは、自身の足裏を眺めてみてください。

魚の目やタコができていることに気づいてしまった人はいましたか?
外反母趾になっていた人はいましたか?
カサカサ、ひび割れになっている人はいましたか?
土踏まずは、今もありましたか?
水虫になっている人はいませんでしたか?


よーく観察してみると、思いも寄らぬ事を発見してしまったり、意外なことに気づいた人もおられることでしょう。


驚きではありますが、日本人の六割以上、特に女性の八割にも及ぶ人が、足に何らかのトラブルを抱えていると言うのです。

それ程の人々がトラブルを抱えているというのに、気づいていなかったり、気づいていても、どうしたらよいかわからない人が多いようです。

実際、ほぐしどころにいらっしゃるお客様も、足にトラブルを抱えている人が多いのです。



ここから、やっと足の体操ですが、長くなってしまいますので、今回はほんのさわり程度で勘弁してください。足は、何回かのシリーズになりますので、よろしくお願いします。


まずは、基本の動作からです。

坐った状態で、片方の太腿の上に逆側の足首をのせてください。

床に直接坐っても、椅子に腰掛けてでも構いません。リラックスできる状態でお願いします。

できましたか?

仮に、左足首を右の太腿の上にのせているとしましょう。
左の足と右手の指をガッシリと組み合わせてください。
なかなか上手くいかない場合は、足の指の間に手の指を一本一本差し込むように組んでください。普段足の指を使っていない方は、やりにくかったり、少し痛みを感じるかもしれませんが、そういう方ほど、効果がわかりやすくもあります。

どうですか、暫くそうしているだけで、足がポカポカしてきているんじゃないですか。
普段、ヒールや小さめの靴を履いている人こそ、じっくりと指を開く感覚を味わってください。


次は、足首回しです。

手と足の指を組んだ状態で、足首を回してください。
手をなるべく大きく回し、ゆっくりと回していきましょう。

あまり上手く回らない方もいるでしょうが、自分の足首が回る範囲で、できるだけ大きく、ゆっくりと回してください。

続いて、同じく足首回しですが、今度は
手で回すのではなく、足首主導で回します。指は組んだままですが、手は添えているだけです。

いかがですか?

手で回すのと、足首主導で回すのでは違いはありましたか?

違いを認識できなくても、がっかりする必要はありません。次はわかるかもしれません。
足首だけに気を取られるのではなく、アキレス腱や脹ら脛など、脚全体に注意を向けてみてください。ゆったりとした気持ちで行うことも重要です。

違いをはっきり認識できた方、同じ足首を回すことでも、大きな違いがあることに気づいて頂けましたね。

体というものはちょっとした動きの違いによって、使う筋肉が違います。動かすのと、動かされるのでは大違いです。

日々、全身と向き合っていくのは難しいかもしれませんが、取り敢えず、足と脚に向き合ってみませんか。


今回は足首回しをご案内致しました。
足の体操は、これからも書いていきますので、お楽しみに・・・





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