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大腰筋



このHPでは、便宜上身体を上三分身・中三分身・下三分身と分けておりますが、多くの方は、上半身と下半身で分けていることでしょう。その分かれ目は、横隔膜なのですが、その横隔膜のすぐ下から大腿骨へと伸びているのが大腰筋です。脚を動かすための筋肉ですから、大腰筋は下半身の始まりといえます。


脊柱と大腿骨をつなぐのが大腰筋なのですが、この大腰筋が衰えたり、縮んでくると、姿勢が崩れたり、転びやすくなってきます。
大腰筋を機能させるということは、骨盤のゆがみを改善し、姿勢がよくなるだけでなく、楽しく歩ける身体を維持するのには不可欠なことです。

大腰筋は、普段の姿勢や生活習慣によって縮み、運動不足などにより衰えていきます。ですから、日ごろから正しい姿勢を崩さないようにし、ウォーキングなどの運動やストレッチなどを続けることが重要になります。

筋肉の話をしていると、「鍛える」とか、「筋力アップっという言葉をよく聞きますが、一部のスポーツ選手や筋力低下している人以外は、必要以上に鍛えると逆効果になることもあります。日常生活をおくる上で、筋肉は強靭であるよりもしなやかであるほうが良いのではないでしょうか。重いバーベルを挙げたり、百メートルを10秒で走る筋肉よりも、姿勢を維持し、しっかりと歩くための筋肉が必要なのです。インナー・マッスルといわれる深層筋を十分に機能させることが肝心です。

整体を通して沢山の方々の身体を診させていただいておりますが、この深層筋---特に大腰筋の機能不全を抱えている方が多いのを実感しています。

今、このページを読まれている貴方は大丈夫ですか?




さぁ、皆さんの大腰筋は機能しているか確認してください。


腰が痛い

猫背気味だ

歩くのが遅い

あまり歩かない

運動をあまりしない

階段を上るのが苦手

仰向けに寝るのが苦手

下腹部がポッコリしてきた

イスに坐ると、足を組んでしまう

何もないところでつまづくようになった

お尻のメリハリがなく、平べったくなった

椅子に坐るとき、浅く腰掛けたり、腰を丸めてしまうことが多い


上記の中に、ひとつでも当てはまるものがあった人は、大腰筋がしっかりと機能していない可能性があります。
四つ以上該当したという人は、今からでも遅くはありません。しっかりと大腰筋を意識した生活を心がけ、ストレッチをはじめとした運動を生活に取り入れるようにしてください。

では、簡単で効果のあるストレッチをひとつここに記しておきます。このストレッチは、私自身も行っていますし、ほぐしどころにいらしてくださっているお客様にも日々の生活に取り入れていただいているものです。

まずは、まっすぐに立ってください。

そして、できるだけ大きく足を踏み出してください。

そうしたら、踏み出した方の膝が直角に曲がるまで曲げ、伸ばされている筋肉に意識を向けてください。

後ろの脚は、なるべく伸ばし、足でしっかりと床を捉えてください。


振り出すときも、膝を曲げるときも、反動などは使わないように、ゆっくりとお願いします。

はじめは、10秒ほどで立ち上がり、元の姿勢に戻り、逆の足を踏み出して同じように行います。

これを三回繰り返して終了です。

慣れてきたら、15秒、20秒と伸ばしていくと良いでしょう。

お年を召されている方や、足腰・膝などに不安のある方は、イスなどに手をかけたり、膝を曲げる角度を加減するなどして、無理には行わないようにしてください。何事も、無理は禁物ですし、できる範囲で行うことが大切です。

過ぎたるは、及ばざるが如し----ですからね




ほぐしどころ

石川県金沢市鈴見台5丁目5番11号

090-8726-2872




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