とっぷ 上 杉 落無話 教 室 操 料 日 記





ぎっくり腰


ぎっくり腰にならないために、日頃から体の手入れが大切なのですが、ぎっくり腰になってしまったとき、そんなこと言ってられないのが現実です。


突然起こる 『ぎっくり腰』

このぎっくり腰になってしまうと、ほんの少し体を動かすのにも、大変な痛みを伴うことは、経験者でなければわからないことです。二度と経験したくないと思っても、また、同じことを繰り返している人が多いのも事実なのですが、二度目でも三度目でも、痛いものは痛い。

かるいぎっくり腰であれば、三四日もすれば、元の体に戻ったように感じられることもあるでしょうが、酷い時には、二週間以上痛みに耐えなければならないなんていうこともあるうえ、一ヶ月もの間、まともに日常生活を送ることもできないということもあるのです。

このつらい状態をなんとかして欲しい
すぐにでも、治療して欲しい
痛みから解放されたい
楽になりたい


などと、病院などへ這うようにして行かれる方もおられると思いますが、無理に、治療行為を行うよりも、安静にしている方が良いときがあるということも知っておいても良いのではないでしょうか。特に、立つことも困難な時には、少しでも楽そうな姿勢で横になり、患部を触って熱があるようであれば、冷やすようにしてもよいでしょう。間違ってもお風呂には入らないようにしてください。痛みを忘れたいからといって、お酒を飲むのも厳禁です。

安静は重要なのですが、それだけで、痛みはなかなか緩和いたしません。そこでひとつ、藁をも掴むような気持ちで、試していただきたいのですが、ぎっくり腰の場合骨盤につながる筋肉の多くが過緊張状態にあります。その中でも自分で緩めやすい太腿前方外側の筋肉に掌を軽く当ててみてください。軽く触っただけでも痛みがある方もいらっしゃることでしょう。自身でできない方は、誰かに掌を当ててもらうと良いかもしれません。膝上から脚の付け根まで、満遍なく当てていると、徐々に筋肉が緩んでくるのを感じられると思います。それだけで、ぎっくり腰の激痛から開放されるとはいいませんが、少しは楽になっていただけるのではないでしょうか。


このようなものでは、何の気休めにもならないという方に、ぎっくり腰になってしまった時の対処法をもう少し書いておきます。


1.何よりも安静が第一です

痛みが酷い時には、トイレに行くどころか、立つことも、寝返りを打つことも至難の業です。
そこまで酷いぎっくり腰でなくとも、ぎっくり腰になったら、二三日は決して無理をしないようにしましょう。楽な体勢で安静にしていることが、なによりも重要なことです。

仕事を休めない方もおられることでしょうが、できる限り無理をせず、体に負担をかけないことが一番の養生だと思います。


2.冷やすことも大切です

氷と水をビニール袋に入れて痛いところに、15分程、直接当ててください。
冷やしすぎは、よくありませんので、20分以上当て続けないようにすることをお忘れなく。痛みの酷い間は、2時間から3時間ほど間隔を開けて、冷やすことをお勧めいたします。


3.過緊張にある筋肉を緩めましょう

上記にもありますが、過緊張になっている膝から脚の付け根辺りの筋肉(大雑把に言うところの大腿四頭筋)を緩め、腰から背中にかけての筋肉にも張りがあるでしょうから、そこも緩めてあげると良いでしょう。
緩めるといっても、揉んだり、むやみに押してはいけません。そっと掌を当ててるだけで大丈夫です。しいて言うならば、「緩めばいいな」と思いながらやってみましょう。


4.してはいけないこともあります

・お風呂などで温めないようにしてください。温湿布も張らない方がよいでしょう。
・痛くて触ることなどできないかもしれませんが、無理に痛いところをマッサージしてはいけません。
・辛いと飲みたくなることもあることでしょうが、決してお酒は飲まないでください。


5.もうひとつ書いておきます

痛くて動けない人には無理ですが、よつんばいになることができるなら試してみてください。
ただ単に、赤ちゃんのようにハイハイ歩きをするだけです。四畳半でも二十畳でもかまいませんが、なるべく障害物がないほうが望ましいでしょう。
ひとつだけ注意するとすれば、ゆっくりと、左回りに行ってください。ずれ方にもよるでしょうが、そのほうか効果的なように思います。


ぎっくり腰には鍼が良いとか、○○療法が効くとかいう話を聞いたことがある方もいらっしゃることでしょうが、どんな方法であっても、楽になればよいと思います。私どもの院では、一度の施術で大凡の痛みは軽減しますが、炎症が残っている間は違和感が消えないこともあります。楽にはなっていただいても、数日の安静をお勧めいたしております。その間、ご自身で行って頂く運動をお伝えしております。運動ごとに痛みが和らいでいくことを実感することでしょう。



ここで、ぎっくり腰にならないためのアドバイスをひとつ書いておきます

ぎっくり腰になる要因はひとつではないと考えておりますので、これさえ注意すれば大丈夫ということはないでしょう。

一般的には、内臓の冷えが原因であるとか、重いものを持ったときや過労など様々な要因が挙げられております。どれも尤もらしいようですが、決定打でもないと思います。結論をいうと、複合的に起こるので、何が主原因なのかわかり難いのではないでしょうか。結局のところ、日頃から体を柔軟に保つことが何よりなのでしょう。
それではアドバイスにはなりませんので、ぎっくり腰になるかもしれない前兆の見抜き方も記しておきます。

ぎっくり腰は大きく捉えて骨盤が影響しているのですが、この骨盤に影響を与えている筋肉郡のバランスの崩れや疲労が、ぎっくり腰を引き起こしている大きな原因のようです。ですから、ぎっくり腰に限らず、腰痛の改善にはそれらの筋肉郡のバランスを整えることと、仙骨を初めとした骨盤の調整が重要になってくるわけです。

そこで前兆の見分け方ですが、毎日の動作の中で確認できることがひとつあります。日本人であれば、ほとんどの方はお風呂に入ると思います。その時、ちょっと低めの椅子があるとわかりやすいです。しゃがむような感じで、一〇分以上坐っていると、立ち上がったときにピ〜ンと腰が伸びない感じを覚えるときがあります。どことなく前屈みになり、なんとなく膝が伸びないように感じられるときは、ぎっくり腰の予備軍になっていると思っていただいても過言ではありません。

以前の和式スタイルであればトイレでしゃがんだり、銭湯へ行けば低めの椅子があったのですが、現在の日本ではあまり見かけなくなってしまいました。ですから、自分の体のバランスを確認する機会が少なくなってしまったのは事実です。床に坐ることも少なくなり、しゃがむという行為自体行うことがないといわれる方もいらっしゃることでしょう。そのような方でも、椅子から立ち上がったり、車から降りたときなど、腰や膝が伸びにくかったりするようなことがあったなら、そのまま放置することなく、軽くストレッチや体操(激しくはしないでください、ぎっくり腰になっても困りますので)などするように心がけるだけで、ぎっくり腰を予防することができるのです。そのように注意していても襲ってくるのがぎっくり腰ですので、一度ぎっくり腰になってしまった方は、繰り返さないように体のバランスに気をつけるようにしてください。

そうです、ぎっくり腰は突然襲い掛かってくるような印象がありますが、多くの場合前兆があります。それらの兆候を見過ごさないことが、ぎっくり腰にならないための、最善の策です。それには、日頃から自身の身体と会話していることが重要です。

最後に、注意していてもぎっくり腰になってしまったときには、無理をせずに体を休めてください。そして、何とか歩けるようになったら、整体院へ電話をかけるのも良いでしょう。崩れたバランスを戻すことが重要です。


遠くて 上杉 に来られないという方は、メールで相談ください。私流のぎっくり腰改善運動をお伝えします。間違って行ってしまったり、「こんな感じかな?」と、うる覚えで行うと、効果が期待できませんので、ぎっくり腰を繰り返して折られるという方は、予防の観点からも、一度来院されることをお勧め致します。



ほぐしどころ

石川県金沢市福久町ヲ98番地

076-201-8418



Copyright (C)2008 HOGUSIDOKORO UESUGI. All Rights Reserved