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ぎっくり腰 2


最近、ぎっくり腰で来院される方が増えております。
困ったことですが、気温と湿度の所為で汗をかき、エアコンディショナーで冷えてしまっている方が多いのでしょう。汗をかくことは良いことなのですが、その所為で冷えが加速してしまっているのは考えものです。

ぎっくり腰について、改めてここで解説する事もいらないでしょうが、程度の多少はあるにせよ、ぎっくり腰にはなりたくないものですし、なってしまったとしても、一刻も早く、痛みから解放されたいものです。

先日、お客様からのご紹介で来院されたY.Y.さんは、二十代のお母さんなのですが、玄関でお迎えする段階で、骨盤が歪み、身体が傾き、肩の高さが全く違うという状態でした。病院にも行ってみたし、接骨院に通ったが、痛みが治まらないと言うのです。

本人が床に坐れるというので、坐った状態で問診表を書いて頂き。私は、その姿勢を観察させて頂いていると、立っている時とほぼ変わらぬ歪みが現れているにもかかわらず、本人は気づいていない。
仙骨の歪みと仙腸関節のズレが明らかです。

施術の前に立った状態で、腰の骨(腸骨陵)を確認してもらうと、自分でもはっきりとわかるくらいにズレている。

ぎっくり腰でなければ、そのまま仰向けになって頂くところですが、ぎっくり腰の場合は、立ったままの施術になります。



まず、つま先立ちになって頂き、両手をあげます。

初めての時には要領が掴めず、痛みも手伝って難しく感じますが、やっている内に痛みが軽減し、不思議な感覚とともに、心地よさを感じられる方が多いのです。

このまま書いていくと長くなってしまいますし、間違って実践されて、改善しなかった方もおられますので端折りますが、呼吸を意識しながらつま先立ち万歳と、つま先立ち歩きを行うと、ほとんどの方が、途中で「あれっ」という声とともに、笑い出します。Y.Y.さんも同様に「あれっ」を連発して、笑っていました。

笑い声の絶えない施術院を心がけている私としては、それまでしかめっ面で声も細かった人たちの顔に赤みが差すのは、何よりも嬉しい瞬間です。

その後、仰向けになって頂き、一通りの施術を終えると、ご本人曰く、「普通に歩ける」との事でした。


ぎっくり腰は慢性腰痛とは異なり、その場で痛みのほとんどが消えてしまいますので、立ち上がることができ、来院さえして頂ける状態であれば、一度の施術でほぼ歩いたり、坐ったりすることが可能になります。立ち上がることもできないような時には、以前に書いたぎっくり腰のページを読んで頂き、安静にして頂くことをお勧め致しますが、何とか立ち上がることができ、早く痛みを取らなければいけない時には、ほぐしどころへお越しください。



ほぐしどころ

石川県金沢市鈴見台5丁目5番11号

090-8726-2872





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