目が悪いから・・・
歯が悪いから・・・
胃が悪いから・・・
手をよく使うから・・・
子育て中だから・・・
そういう体質だから・・・
仕事でストレスがたまるから・・・
疲労が重なると・・・などなど
様々な話を聞きますが、一体どれが正しいのでしょうか?
一言で言うのは難しいですが、『全て正しい』といえるでしょう。
しかし、そうでないともいえます。
身体のどの部分に異常があっても、それと連動して肩こりは発生するのです。
体を家にたとえてみるとわかりやすいかもしれません。
二階のドアが開かなくなると、雪国であれば、降り積もった雪のせいかもしれませんが、他の要因も考えなければならないことでしょう。
そうだとしても、ほとんどの方は蝶番に油を差したり、ドアの一部分を削ったりするかもしれません。人間の体でいえば、油は薬であり、削ることは外科的手術(大袈裟ではありますが・・・)なのかもしれません。しかし、それで一時的に直ったように思えても、またすぐに開きにくくなってくることも考えられますし、削ることによって、隙間が空くなど弊害が出てくるかもしれません。
これが肩こりなのです。
ここで肩を揉んだり、ストレッチをしたりということになるのでしょうが、なかなか改善してゆかないとお悩みの方が多いのが現実なようです。
それでは、なぜ改善しないのでしょうか。
上に書いたことをもう一度読み直してみてください。
ドアが開きにくくなったから油を差したり、削ってみても、根本が良くならなければ、解決にはならないということです。家であれば、土台が傾いていたのが原因とするなら、その原因を取り除かない限り、また、ドアは開きにくくなってくることでしょう。
それでは、ここで質問です。腕は、どこからが腕でしょうか?
「馬鹿にするな」という、声が聞こえてきそうですが、骨格的に考えると、腕は、上腕骨と橈骨・尺骨の三本の骨と関節で構成されているわけですから、肩の先が腕ということになるでしょうが、筋肉的に考えると、大胸筋や三角筋・広背筋・棘上筋 ・棘下筋 ・肩甲下筋 ・小円筋 ・上腕二頭筋・上腕三頭筋 などといった、多くの筋肉群によって体幹に繋がっており、しいては、全身と一体になっております。ですから、腕の不具合を正す場合、それらのことを念頭に置いておかねばなりませんし、その逆もあるわけです。
肩こりに話を戻しますと、肩がこったからといって肩を揉んでも、その時は気持ちよいでしょうが、根本解決にはならないということです。足から膝・骨盤・さらに全身を調整しなければ肩はすぐにこってくるのです。普段の姿勢や歩き方、仕事の内容やストレスの有無によって差はでてくることでしょう。慢性的に肩がこっている方は、一度、ご自分の体と向き合い、よく観察してみてください。足首だったり、膝であったり、腕であったり、骨盤かもしれませんが、どこかのバランスが崩れているかもしれません。基礎や土台を調整した方が、肩こりを改善する近道になるのです。体も家も、メンテナンスを怠ると歪みが出てくることがあります。日頃から、ご自分の体との会話を大切にし、不調の少ない体を目指してください。
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