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四十肩? 五十肩?



四十肩・五十肩というのを耳にしたことがある方は多いと思いますが、この四十肩・五十肩、どうして起こるのでしょうか。その原因を知っている方はほとんどいないようです。原因がわからないのですから、理由もわからないうちに悪化させてしまう人が多いのも頷けます。


ではこの四十肩・五十肩、なぜ起こるのでしょうか

それは、肩の癒着がはがれたからです。

はがれたのなら良いではないかと思うところですが、全部きれいさっぱりはがれたならうれしいのですが、ちょっとだけはがれているから質が悪い。肩に痛みが出たときのことを思い出してみてくださ い。


高いところのものを取ろうとした。

後ろのものを取ろうとした。

ものを投げようとした。

遠くの物を取ろうとした。


など、普段よりもちょっと腕を伸ばしたり、高く上げたりしませんでしたか。


その瞬間、痛みが走り、その後は痛くて腕を動かせなくなってしまったことでしょう。
長い間動かせないせいで、いったんはがれた癒着は、また元に戻ってしまっているかもしれません。

癒着の原因は、関節をしっかり動かしていないからです。

腕なら普段から動かしていると言う声も聞こえてきそうですが、果たしてどうでしょう。可動域いっぱいに動かしている方はどれくらいいるのか疑問です。

それでは、ここで癒着の有無を調べてみましょう
(慢性肩こりと同じなので、そちらを読んでいただいてもよいのですが、こちらにも書いておきます)


まずは、右肩からです

右腕を上げ、指先で肩を触れるようにしてください。ここまではできますね。できないようであればかなり重傷ですよ。

次に、ひじを頭のほうへ寄せていきます。二の腕が、頭に着くように行ってください。いかがですか・・・耳に腕はつきましたか? できないようであれば、癒着が進行しています。

余裕がある方は、さらに左手で右ひじを掴み引くようにしてください。無理しないでくださいよ。調べるだけですから、無理は禁物です。頭が邪魔でしょうから、頭の後ろへ引くようにするとよいでしょう。


左も同様に行ってください。

いかがですか、垂直よりも30から40度ほど頭側の方へ倒れるようでしたら完璧ですが、そこまで行く人は少ないことでしょう。それ以外の方は、多かれ少なかれ癒着があると考えることができます。倒すことできた方でも、肩甲骨が外側へ開いているようであれば、癒着が考えられますので、注意してください。私の経験からすると、七割以上の人の肩に癒着があると思われます。子供でもです。なぜなら、生まれてくる赤ちゃんは、おなかの中ですでに癒着した状態で生まれてくるからではないでしょうか。十ヶ月もの間、おなかの中で腕を折りたたんだまま過ごしていたのですから、無理もないことです。生まれてから、股関節は両親や自発的に動かすことになりますが、肩は、可動域いっぱいに動かすことは少ないようです。普段から動かしていると思っていた方も、意外と動かしていないことに気づかれたのではないですか。ちなみに、脱臼経験者は、五十肩になりにくいように思えます。

神の悪戯なのか、それとも、何かの理由があってなのかは知りえませんが、肩の関節は真上よりも、さらに稼動息が広くなっておりませ。真下から真上までで180度ですが、肩はそれ以上動き、およそ210から220度の角度で旋回させることができるのです。ですから、普段の生活で肩を十分に使いきることは、ほぼ不可能に近いことでしょう。

そこに、肩の癒着が改善しないという厄介な問題がおきてしまいます。

肩関節は股関節と同じように臼状の関節ですが、股関節よりも臼が小さくできております。ですから、稼動域が広いわけです。上手くできているともいえるのですが、その分、使いこなさなければ弊害も出てくるということです。



長くなってしまいましたが、ここからは、改善策と予防法を書いていきます。

改善策からです

痛みが出てから一週間以内の人は、迷うことなく癒着を改善してくれる施術院へ電話をしてください。一日でも早いほうがよいでしょう。癒着を改善するときは痛みが伴うことでしょうが、放って置くよりは断然よい結果を生むはずです。癒着の程度によりますが、一度から数回の施術で改善することでしょう。

発症から一ヶ月以内の方も急いでください。一週間以内の方のように、一度でということはないにしても、何ヶ月もかかるということは希なことでしょう。

発症から数ヶ月以上経過している場合は、簡単にはいかないかもしれません。焦ることなく、改善に取り組みましょう。

どれくらい経過している方でも、前述した肩をどれくらい上げられるかが基本的な問題になります。

それともうひとつ、肩甲骨の位置も見なくてはいけません。うつ伏せで横になり、両腕を横に伸ばします。ひじを90度に曲げ、手を頭の横に持ってきたときの肩甲骨と背骨の間隔が開きすぎている方が多いのも、五十肩の特徴です。本来なら、指一本からせいぜい三本ほどの間隔であるはずですが、それ以上広がっていることがあります。なぜ広がっているかというと、腕を上げるとき、肩甲骨が動くのは皆一緒なのですが、肩関節が癒着しているせいでより肩甲骨の動きが広がり、外側へとずれてしまったからです。そのような場合、肩甲骨を押さえると、腕はほとんど上がらなくなってしまいます。
このホームページは施術家の方も多く見てくださっておられるので書いておきますが、五十肩の場合、現在の状態をしっかりと把握することが、一番重要なことになります。施術には痛みが伴いますので、その旨、よく話をしておくことも必要です。

施術は確認のときの動きと大きな違いはありません。ただし、一般の方が見聞きしただけで行うと危険がありますのでここには書きませんが、どうしてもという方はメールしてください。できうる範囲でお答えいたします。


次に、予防法です

どちらかというと、こちらに力を入れてください。
五十肩は、以前四十肩と言われることが多かったと記憶しておりますが、その名のとおり、それくらいの年代に多い症状です。ですが、三十代でも起こりえますし、六十を過ぎても起こります。

予防という観点から見ると、全ての病気と同じように早くて早すぎるということはありませんし、遅いからといって無駄にはなりません。今からはじめていただくことが一番です。

予防法などといってもそれほど大それたこともありませんから、気楽にやってみてください。
依然、ぶら下がり健康器というものが一大ブームになりましたが、今でもどこかの片隅に眠っているご家庭もあるのではないでしょうか。あのぶら下がり健康器、意外と満更でもないのではないかと考えております。癒着の進行している方なら、一日三回、五分ずつでもぶら下がっているだけで、ある程度の効果はあるでしょう。毎日ぶら下がっていれば、五十肩になりにくくなるはずです。ただし、ぶら下がっているだけでは可動域いっぱいに動かしたことにはなりませんので、ぶら下がり健康器がある人も、ない人も、可動域の検査をしたときのようにひじを掴んで頭の後ろの方へ引く運動を毎日行ってください。これだけです。

五十肩は、ちょっと動かすだけで激痛が走りますから、施術も痛みが伴います。さらには、最癒着を予防するための運動にも痛みが付きまとうことになりますので、ただの肩の痛みと安易に考えることなく、改善・予防に努めていただきたいものです。

ですが、すでに癒着がある場合は、それを先に改善しておくことが重要ですので、肩こり改善とも併せて、整体院へ足を運ぶことをお勧めいたします。




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