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ストレスというもの



何となくからだが怠い。
なかなか眠りにつけない。
胃が凭れたり、痛くなったりする。
イライラする。

などなど、多くの病気ともいえない症状を抱えている方は多いと思います。これらの原因は、ほぼストレスからくるものだと考えても良いのかもしれません。そのほかにも、アトピー性皮膚炎や関節などの痛み、内臓の不調など数え上げればきりがないほど、ストレスは動物の体に影響を与えています。ここ数年来増加を続けている鬱病といわれている症状を含め、多くの問題がストレスからくるものだということは、多くの方々がご存じのことでしょう。

では、このストレスというものはいつの頃からある言葉なのでしょうか。ストレスをはじめに提唱したのは、1930年代にカナダの生理学者であるハンス・セリエが最初というふうにいわれておりますが、その症状は、古代ローマの時代からあったとされています。長いストレスに悩まされながらも、研究がされるようになってから、まだ、数十年しか経っておりません。そして、免疫学同様、最近まで医学界でもほとんど注目されることはありませんでした。隅の彼方に追いやられていたといっても過言ではないでしょう。
ですが、ここ数年の間に、私たちはストレス社会なるものを作り上げ、年間の自殺者は交通事故で亡くなる方の数倍に達しています。それだけストレスが蔓延している世の中で、自分だけがストレスと無縁で生活していくことは、とても難しいことのように思えます。実際、お客様との会話の中にも、ストレスという言葉を聞かない日はないくらいです。


ストレスとは何なのか

ストレスの原因は、ストレスによる体への影響などは、ここでは書ききれませんので、またの機会にさせて頂きますが、どうしてもという方は、「ストレス」で検索すると読み切れないほどのHPがありますので、暫くの間、そちらを読んでみてください。
ここでは、整体的に見たストレスについて書いていきます。

なるべく難しい漢字や専門用語は避けようと思っておりますが、多少は出てくるかもしれませんので、ご了承ください。

ストレスの原因はなにかと一言でいうと、捉え方ということになるのではないかと思います。考え方とか、関係性とも似ていますが、受け取り方というのが、一番近いかもしれません。ですから、ストレスと上手く折り合いをつけられる人もいるわけですが、全てにおいて、ストレスを避けて通れる方は皆無であろうと思います。

「人前に出るのが恥ずかしいから」とか「自身がない」というのは典型的で、中には、他者への過剰な期待感からストレスを溜め込んでしまうケースも多いようです。

特に、ちょっとした体の不具合から、仕事に影響が出たりすると、ストレスから、体の不調が増していくという結果を招くことも多いようです。負の連鎖ですね(最近では、螺旋階段といった方がわかりやすい方もおられるようですが)。具体的にいうと、手首や肩の不調があり、パソコンのキーをたたくのが辛くなった方が、仕事の遅れを苦にストレスをため込み、ますます、肩に違和感を覚え、とうとう動かすことも辛くなってきて、どんどん仕事が遅れてきたといって、またストレスを抱え込んでしまうといった話があります。このようなことではなくても、同じような経験をされた方は多いのではないでしょうか。

介護をされておられる方々のお話を聞かせて頂いていると、精神的、肉体的ストレスの大きさを痛感させられます。その方々の体は、堅く、弾力を失い、気力までも失いかけていることもあります。時間をかけて全身をほぐすようにしていくと、徐々に、からだが開いてくるのですが、実生活に戻ると、やはり、ストレスの渦に巻き込まれてしまうようです。



では、同じことやっていてもストレスを感じない人もいるのだから、受け取り方ひとつなのではないか。といってみても、そう簡単にはいかないのがストレスなんですね。私自身、胃潰瘍にも十二指腸潰瘍にもなっていますし、軽い鬱も経験しておりますが、長いストレスフルな生活を経て、今では、多少ストレスをかわせるようになってきました。それは、「他力」という考え方を前面に押し出し、


「頑張りすぎない」
「焦りすぎない」
「努力しすぎない」
「無理しすぎない」
「期待しすぎない」



の、『しすぎい運動』に協力しているからだと思います。「他力」というのは、決して他人の力に任せるということではありません。全て自分や周りに起きたことは、自身の功罪の結果だけではなく、神様、仏様の導きによるものであるということです。なにか大成功を収めたとしても、たまたま、神様が手を貸してくれたからだという感謝の念を持ち、例え、上手くいかなかったことがあっても、次に繋がる巧妙を得たと思う、ゆとりがあっても良いのではないでしょうか。今ある自分は、できることを、できる範囲で行えばそれで良いと思えれば、考え方も変わってくることでしょう。

世の中には、ストレッチやヨガなど、体に良いとされているものは沢山ありますが、良いものでも過ぎれば毒にもなりかねません。スポーツ選手や、インストラクターなど、毎日の運動で体をこわしている人は沢山いるのです。「過ぎたるは、及ばざるがごとし」とはいいますが、及ばないどころか、やらなかったほうが良かったなんていうこともあり得るわけです。リハビリなどもそうのように考えられることがあるようです。何事もストレスにならないように、『しすぎないの精神』を少しだけ垣間見てみませんか。

頑張りすぎない、焦りすぎない、努力しすぎない、無理しすぎない、期待しすぎない、どれをとっても、日本人には難しいことですが、一つだけでも意識しているうちに、体の力が抜けてくるかもしれませんよ。焦らず、無理せず、ゆったりとした気持ちで、いきませんか。




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