とっぷ 上 杉 落無話 教 室 操 料




ストレッチ


唐突ですが、私はストレッチという言葉が好きではありません。なぜなら、ストレッチという言葉が一人歩きし、間違った方法で行っていたり、無理に行っていたり、過剰に行っている傾向が強いからです。実際に、過剰なストレッチを行い肉離れなどをおこす人もいますので、十分に注意が必要なのです。
ですが、これほど人々に知れ渡った言葉でありますし、また、間違った実践方法がとられているのを見ていると、ストレッチの概念を変えてもらいながら、自分自身の身体にあったエクササイズを発見してもらえるように、このホームページでは、あえてストレッチという言葉を使わせていただきますが、ストレッチという言葉では、伸ばすというニュアンスが強すぎ、伸ばさなければ行けないという、間違った考えに囚われることなく、筋肉を弛めるということを意識してください。



ストレッチの現在

わかりやすく、端的にいうと
「準備体操」「整理体操」と考えればよいと思いますが、「運動をする前の準備運動だけではもったいない」ということで、ストレッチ自体を目的として行われるようにもなってきました。

今では、ストレッチ教室などにも通われている方が増えてきましたが、ストレッチはリラックス効果もあり、腰痛、肩こりの防止や体のケアの方法などとして、自宅や職場はもちろんのこと、寝床でも簡単にできるものとして広がっています。

ストレッチは体の柔軟性を高め、日常生活でのけがの予防が目的といえます。

ですが、行い方を間違えたり、すぐに結果を求めるようなストレッチだと、筋肉を痛めたり、関節を痛めることにもなりかねません。
身体が冷えた状態でいきなり行ったり、反動をつけたり、必要以上に力を加えると危険が伴いますので、たとえストレッチであろうとも無理は禁物なのです。いいえ、簡単に考えられているストレッチであるからこそ、やり方を間違える人も多く、間違えることによって、かえって体に不調をもたらす結果につながるわけです。

怪我をしないために行うストレッチで怪我をしてしまうなどということが無いよう、自分にあったストレッチを見つけて、目標を立てて楽しみながら取り組んで行くことで、効果は上っていくことでしょう。



私の考えるストレッチは、筋肉を伸ばすということではなく、弛めることを第一に考えて行うエクササイズです。

何事も「やりすぎ」は、故障の元ですから、

「無理をしない」
「弾みをつけない」

「息を止めないように吐きながら」
「痛みを感じないように、心地よさを感じながら」


以上を注意して行ってください。

筋肉を弛めるエクササイズは、就寝前や起床時、入浴後に行うのも効果的ですが、入浴直後は、汗が引くまで行わないようにしてください。
弛緩エクササイズは、1つの動作につき最低30秒間以上(できることなら90秒)活性化させ、週に2回は行っていただきたい。痛くなく、気持ち良さ感じながら行うのが大切です。

さらに、弛緩エクササイズを行う場合、ゆっくりとした動作で、活性化しようとしているしている筋肉を意識しながら行うことが大切です。

初めのうちは、続けることが難しいかもしれませんが、習慣化してくることによって、身体も慣れてきますので、少しの時間でもできうる範囲で行うように心がけてください。



弛緩エクササイズの効果として代表的なものは柔軟性の向上と関節稼働域の拡大です

体が硬いと怪我をしやすかったり、動きがぎこちなくなってしまったりする事があります。柔軟性を高める事で、スポーツ・パフォーマンスの向上や、怪我の予防など様々な効果が期待できます。また、姿勢の美しさも柔軟性が影響します。

一般的に体が柔らかいといわれるのは、相撲で行われる
『股割り』であったり、『前後開脚』『前屈』などですが、これらは静的柔軟性といわれます。静的柔軟性とは、動きを伴わない柔軟性の事で、関節の最大稼動域など、一般的に身体の柔らかさの指標となっているものです。


その反対で、動的柔軟性といわれるものもあります。動きの柔らかさとも言われていますが、動的柔軟性を高める事で、スムーズな動作が可能になります。

スポーツなどでは、動的柔軟性が求められます。


運動の過不足のページでも書きましたが、スポーツの後にクールダウンを行わない方が多いようです。運動後、疲労が残った状態のまま放っておくとと疲れが抜けにくいばかりではなく、怪我などの原因になる事もありますので、運動前のストレッチや準備運動と同様に、運動後のクールダウンも行うようにしてください。


弛緩エクササイズを効果的に行うには,弛める筋肉を意識する ことが重要です。
形だけのストレッチでは、あまり効果は期待できません。おおまかにでも、弛めようとしている筋肉を意識しながら行うのが、確実に筋肉を弛める早道です。しっかりと弛める方向と力の向きを意識して弛緩エクササイズに取り組んでください。


リラックスして行うことが大切です

ストレッチ時に、力いっぱい伸ばそうとしている人がいますが、逆効果です。
大切な事は、緊張をほぐして筋肉を弛める事ですので、無理無く、心地よさを感じられる範囲で、全身脱力して、リラックスして行いましょう。


ストレッチには様々な方法がありますが、自分にあった方法をを見つけて、目標を立てて楽しみながら取り組むことが重要です。




ほぐしどころ

石川県金沢市鈴見台5丁目11号

090−8726−2872




Copyright (C)2008 HOGUSIDOKORO UESUGI. All Rights Reserved