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運動の過不足



運動といえるほどのもではありませんが、最近は歩かない人が多いなと感じています。最近のことではないのかもしれませんが、お客様の話を聞いていると、ほとんど歩いていないのではないかと思えるほどです。道を眺めていても、車が走っているばかりで、歩いている人はあまり見かけません。やっぱり、車社会の弊害なのでしょうね。特に金沢は、公共交通機関が不便だからという声を良く耳にします。確かにそうなのかもしれませんが、それにしても歩かなすぎなのではないでしょうか。子供たちにしても、公園や空き地で遊んでいるところを見かけることは少ないように思います。物騒な世の中だから、仕方がないですね・・・と、いっている場合ではないと思うのです。子供のうちから外で走り回らなければ、成長するにつれ、どんどん動かなくなるのではないでしょうか。お客様の脚を診させて頂いていると、外側の筋肉が縮んでいたり、内股などに偏ったコリがあることが多いのです。それらが、骨盤にも影響を及ぼし、全身のバランスまで崩れているなんていうこともあります。お話しを聞いてみると、運動不足とデスクワークが原因であることが多いんです。当たり前のことですが、動いている人と、動かない人の体は全く違います。まず、歩くことから始めてみませんか。


間違った運動の仕方

例えばテニスですが、週末に体を動かすことは決して悪いことではないと思います。ですが、平日はほとんど体を動かすことなく、月に一度か二度だけ頑張ってしまう人がおられます。平日の分を取り返そうとでもしているのか、ウォーミングアップもそこそこに、いきなりラケットを振り回しているようです。社内のソフトボール大会や子供の運動会などもその部類でしょうか。足・腰・肩と、痛みを訴える方が多いです。日頃の不養生は、簡単には解消できません。できる範囲でかまいませんので、日頃から少しずつ体を動かすことを考えてみませんか。そして、何事もいきなり始めるのではなく、助走が大切です。いきなり激しいことをするのではなく、軽いウォーミング・アップから始め、しっかりと体を温めてから始めてください。



運動のし過ぎもあるんです

これは、体に自身のある方や、お医者さんなどから運動をするようにといわれた方に多いのですが、必要以上に頑張ってしまうようです。まるで走っているかのように速く歩いている方やジムなどで一心不乱にマシーンと組みあっている方を見たことありませんか。筋力の弱い人が初動負荷の大きいマシーンを使うと、思わぬ怪我につながります。
ウォーキングをするにしても、脇目もふらず、なにかに取り憑かれたように歩いている人は、歩き方に気をつけていないからでしょうか、やはり、バランスが崩れてしまっている方が多いようです。健康のためにと始めた運動の所為で、体の健康を阻害しているなんて考えたくはありませんが、実際はそうなっている方が多いのも事実です。一度、ご自身のことを客観的に見てみてください。頑張りすぎて、力んではいませんか? 自分の体力以上のことはやらないで、無理をしないのが、健康のための運動だと考えてください。


最後に

身に覚えのある方も多いと思いますが、激しい運動の後、汗を拭いて終わりという方が多いようですが、筋肉を早く動かすと、筋肉への酸素の供給が間に合わなくなり、無酸素運動を始めてしいます。この状態のままで運動を止めると筋肉中に乳酸が残ることになり、その乳酸が神経を刺激します。この状態が筋肉痛といわれているものです。運動後に、ストレッチや軽い運動によってクールダウンをおこなうことは、蓄積された乳酸を早く除去することができ、 疲労の回復を早めることにつながります。筋肉が酸素を十分に使うことができない無酸素運動では、血中の乳酸が増加します。一方、酸素を十分に使うことができる有酸素運動を無酸素運動後に一定時間行うと、血中の乳酸を除去する速度が早くなるようです。それをわかっていても、なかなか行えないのがクールダウンです。早く家に帰りたかったり、一杯飲みに行きたいのもわかりますが、激しい運動の後には、クールダウンをしてみてください。翌日の体が、いつもと違っていると思います。




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