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なかなか良くならない腰痛
         ---ストレス?---




腰痛といっても、その原因は様々です。

一般的に良くいわれているのは腰椎の神経を圧迫する椎間板ヘルニアというものですが、何年もの間、痛みが消えないということもあるようです。中には、腰椎の異常が見られないのに、腰やお尻などの痛みが消えないなんていう方もいるのです。その場合は、坐骨神経痛やナニヤラ症候群ということで片付けられてしまうことが多いようですが、整体的に見ていくと、違ったものが見えてくることがあります。

ストレス性腰痛というのを聞いたことはありますか?

私の考えでは、このストレス性の腰痛が腰痛全体の三割ほどを占めているように思えます。一番多いのは、筋肉や骨格のバランスの崩れが発端となった腰痛で、半数以上がこのパターンです。腰椎の疾病(椎間板ヘルニアやすべり症など)による腰痛は、一割あるなし、もしくはそれ以下ではないでしょうか。この様なことから、腰が痛いからといってレントゲンやMRIで検査をしても、原因はわからず、湿布および痛み止めによる治療が行われることになります。軽い腰痛であれば三日すれば痛みがなくなることもあるでしょうから、それで問題はないでしょう。ですが、検査でこれといった問題がなく、数週間痛みが続くようであれば、腰椎以外の原因を考えなくてはなりません。安静にしていても痛みがあり、その痛みが軽減するどころか、増してくるようであれば、内臓を初めとした病気も考えなければならないことでしょう。



ここでは、ストレスによる腰痛を考えてみます。

すでに触れましたが、ストレスによる腰痛を抱えている方は思いのほか多いようです。ストレスによる胃痛ならピンと来る方も多いでしょうが、腰痛となると、・・・? と思われる方も多いと思います。ですが、私の知っている限り、腰椎の変位による腰痛よりもストレスの影響による腰痛のほうが多いように思えます。心因性の要因が発端になる場合もありますが、筋肉や骨格のアンバランスから引き起こされた腰痛が慢性化し、ストレス性の腰痛に変わっていくことも多く見受けられます。
この間に数多くの病院を渡り歩き、入院なり手術にまで至ってしまうこともあるようですが、手術後も改善することなく、しびれや痛みを訴えている方が多いのです。

私も、二十代の初めに椎間板ヘルニアと診断され、入院経験があります。ですが、手術だけはしたくないとの思いと、主治医の「手術は最後の手段」という言葉のおかげで、手術をすることなく現在でも腰は元気です。その後、腰痛や肩こりと苦しんでいたときに出会った整体を勉強するに至り、腰痛のメカニズムを知り、私自身もストレス性の腰痛を患っていた可能性を疑いました。

ストレス性の腰痛は、大きく二種類に分けることができると考えています。
ひとつは、大きなストレスもしくは長年のストレスが発端となり、腰痛を発祥するケースです。この場合は、どちらかと言うと強烈な痛みに襲われることが多いようです。病院等での検査でも悪いところは見つからず、背中、特に肩甲骨の間に拘縮(こうしゅく)がみられるのが特徴です。

もうひとつは、筋肉バランスの崩れや骨格のズレからくる腰痛が引き金となり、ストレス性の慢性腰痛になってしまう場合です。初めのうち、長時間にわたる同じ姿勢から腰痛を感じていた方でも、短時間で起こるようになってきたり、ある一定の姿勢をとろうとすると痛みが増すということもあります。好きだったゴルフやサーフィンができなくなってしまったという方もおられます。

ちょっとした腰痛であれば、三四日でよくなることもあるでしょう。酷いぎっくり腰でも一ヶ月もあればよくなるはずです。ですが、ちょっとした腰痛だとしても、腰痛になってしまった原因というものがあります。その原因を放っておくと、軽い腰痛だったものが、ぎっくり腰になったり、慢性腰痛になっていくことが少なくはありません。
痛いからといって出不精になっていたり、不安があるからといってしたいことを我慢していたりすると、知らず知らずのうちにストレスが増し、脳は、「腰が痛いのは当たり前」「腰は痛いものだ」という認識が常態化してしまいます。私は、そのような脳の状態になってしまっているお客様とお会いするたびに、ストレスの存在を認識し、上手く付き合っていくためのゆとりを持てるようになるまで、施術時間と同じくらい、ゆったりとした会話の時間を持つようにしています。そうすることで、ストレスの原因を認識し、できる限りストレスをかわしたり、跳ね返したり、受け止められるように、自分自身にあった対処法が見つけられるのを待つのも重要だと考えているからです。

今現在、慢性腰痛に苦しんでおられる方は、ストレス性の腰痛である可能性もありますので、自分の腰痛がいつ始まったのか。痛みは強いのか、弱いのか、その中間くらいなのかを自分の尺度で結構ですから判断し、朝顔を洗うのが辛いなど、行い難い行為があるかないかを思い出し、最後に、これはできないという姿勢や、行為があるかないかも思い浮かべてください。
数ヶ月、数年にわたってそのような腰痛が続いている場合には、ストレス性の腰痛である可能性が高くなってきます。病院等へ行っても原因はわからず、湿布と痛み止めが処方されることでしょう。ストレス性の腰痛については今後も書いていきますが、まず外に出て楽しいことを探して遊んでください。暫くの間でも運動などを控えてきた方は歩くことからはじめましょう。五分でも十分でもいいじゃないですか。晴れた日だけでもいいじゃないですか。運動などを控えていた方は、脚や背中の筋肉が硬くなっているかもしれません。それらが、痛みを増していることも考えられますので、軽いストレッチをしたり、ぬるめのお風呂(たまには温泉も)に身をあずけたり、整体院に行ったり、心も身体もゆったりとほぐれていくことが大切です。痛みに支配されることが何よりも腰痛を長引かせてしまう原因です。頭の中から痛みを追い出せるよう、気持ちに余裕を持つことがなによりも肝要なことです。

今は、慢性腰痛ではないという方でも、腰痛を放っておくと慢性化することもありますので、軽い腰痛であっても、四五日で改善しなかったり、ぎっくり腰になってしまったときには、専門家に相談してください。早めの対処は早い改善に繋がります。




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