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呼吸のこと



普段、私たちが無意識に行っている呼吸では肺全体が十分に活用されていないのをご存じですか? 臨機応変といえば聞こえはよいですが、その時々によって、呼吸は不規則に変化してしまいます。病気やストレス、姿勢などで呼吸の仕方に変化がでます。さらには、呼吸によって取り入れた空気の中から、酸素を十分に取り込まずに、吐き出しているのが現実です。正しい呼吸法を行うことは、肺に備わる能力を引き出し、肺の換気能力、細胞の代謝、エネルギー生産、活性酸素の除去などの能力を高めることにつながるようです。

人の体力や様々な機能は二十才前後をピークにし、その後は、下降線をたどるようです。肺の機能も例外ではありません。体に取り込む酸素の割合もだんだん減ってきます。酸素が十分吸収できなくなると、息切れをしやすくなったり、疲れやすくなったりします。ここを読んでおられる方にも、思い当たる点があることでしょう。それらを、軽減するためには、肺を大きく広げて酸素をたっぷり取り込むことです。酸素を十分に取り入れることは、様々な病気の予防にもなることでしょう。


基本的な呼吸は腹式呼吸です

昔から男性は腹式で呼吸し、女性は胸式で呼吸するといわれていましたが、現代では、男女を問わず胸式呼吸をしている人が多いようです。身近な犬や猫を見ていると、腹式で呼吸をしているのがわかります。犬や猫と暮らしている方は観察してみてください。では、なぜ人間だけが胸式呼吸をするようになってしまったのでしょうか。腹式と胸式で、深呼吸をし比べてみるとわかるのですが、胸式では上半身に力が入り、腹式では脱力するのがわかることでしょう。自身の呼吸を意識してみてください。
いかがですか・・・


よくわからないという方は深呼吸してみるとよいでしょう


深呼吸を行う際、まず息を吐いていきますが、ここで大切なのは内臓を横隔膜のほうへ引き上げる感じをつかむことです。したがってお腹がかなりへこむことになります。横隔膜によって肺がつぶされ、空気が押し出されるイメージを持っていただくと良いと思います。
慣れてきたら、肺の中が空になり、お腹から足の先までゆっくりと空気を絞り出す感覚を得られるようにすると良いでしょう。体中から酸素が無くなると、体は酸素を欲します。吸う気がなくても、勝手に空気を吸うことになります。今度は、息を吸うときに横隔膜を引き下げる感覚を感じてみてください。横隔膜を引き下げることによって、腹部は前にせりだしてきます。次に、吸った息が丹田まで降りてくるのをイメージしてみてください。タップリと吸ったら数十秒間呼吸をとめ、酸素が体に取り込まれていくのを思い描きます。その後、ゆっくりと吐き出してください。


ここで注意をして頂きたいのですが

呼吸は、吐くことから始まります。吸うのは後です。それは、呼吸という字を見ても明らかなことです。肺に残っている、酸素の少なくなった空気を吐ききることによって、新鮮な空気を吸い込む準備ができるからです。ですから、初めて行う方は吐くことに意識を向け、しっかりと吐ききってください。それが、確かな深呼吸に繋がり、心と体の常楽に繋がることになると思います。

世の中には、たくさんの呼吸法があるようです。私は、それらのほとんどを実践したことはありませんが、いっていることに、それほど差はないと思います。若干の違いがあったり、言葉の違いがあったとしても、することに違いはないと思うからです。ただし、あまり悪い姿勢では行わないようにしてください。できる範囲で構いませんが、姿勢の悪さは、決して良い結果を生まないと思います。後は、しっかりと吐ききってから吸うことをお忘れなく。




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